はれるや










  


レナード・コーエンが亡くなったと聞いて、コーエンの伝記本を本棚から取り出してパラパラ読んでる。
帯に書いてある言葉に今更ながらぐっときた。

『私は誰なのか、どこへ行こうとしているのか、世界とは、女性とは……そんなことは考えたこともない。唯一意識していたのは、このちっぽけな人生を記録しようということだった。……私は偉大な詩人であると言ったことなど、一度もない。売れない詩人だとか歌手だとか、何であれ、それより上だとほのめかしたこともない。誰かほかの人に決めてもらおう。私は今この場所がわかると言っただけだ。……私は自分の旅をなんの判断もせずに記録することを始めた。でも、わたしの旅は今ここにある。それについては、何の疑いもない。』

こないだまさかのノーベル文学賞をとったボブ・ディランが、成り代わっても良い人物としてコーエンをあげてたりするのもこの本に書かれてる。
コーエンもディランが好きだったから相思相愛。
あのノーベル賞どう思ったんだろうな。 

バナナ食べてる表紙の写真はコーエンのお気に入りだったらしい。
『自分が最高にかっこいいと思っていても、他人から見たらバナナを口いっぱいに頬張る男でしかない』
 いろんな物事に通じるバナナジレンマ論。


こないだ発売したラストアルバムの曲が公式youtubeで聴けます。

 82歳で新しいアルバムを仕上げて、その直後にいくとかかっこよすぎるね。

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